Q リフォーム会社って何ですか?仲介業者って感じで割高になるように思えリフォーム会社の存在意義がわからないのですが・・・


A 簡単にいうとリフォーム(リノベーション)において一番大切な「舵取り」をおこなう会社です。デザインや工程管理・設計管理・現場監理というものも当社の仕事です。

 

建設業界は個々の専門業種の会社があってはじめて成り立ちます。

大工さん・内装屋さん・左官屋さん・塗装屋さん・電気屋さん・水道屋さん・瓦屋さん等様々な業種の会社が集まらなくては工事になりません。

リフォームをするにあたっても同じです。

中心になって段取りする人(会社)が必要なわけです。多種多様の業者が入るので、誰かが手綱を引いて、交通整理し、監理監督をしなければ現場はうまく流れず完成しません。

また建設業界というものは、下請け、孫請けで成り立つ集約産業です。

ゼネコンを筆頭に、仕事を請けても、一部もしくは大部分の仕事は下請けに回します。

その下請けがさらに孫請けに・・・。

簡単なところから具体的いうと、例えばキッチン入替工事の場合、機器を搬入し組立てるまではメーカーまたは販売店が行いますが、それではキッチンはまだ使用できません。

それとは別に配管工事は水道屋(給水や排水をつながないとだめだし、ガス給湯混合栓なら、給湯器はガス屋)。据え置いてもその周辺の壁や床の造作は大工、壁とキッチンの取り合いの水切りは板金屋、シールはコーキング屋・・・状況により解体屋・産廃屋等も入り、これだけ各業種の業者が入るのです。
もちろん自社施工で簡潔に安くという業者もまれにいますが、経費がかかりすぎますからフタをあければ高かったというケースが多いでしょう。

中心になって段取りする人(会社)が最も重要というのは各職人に対しても第三者的に指示がだせるので手抜き工事ができないというのも安心を買っていただくうえでは大切なことではないでしょうか。

 

Q リフォーム会社はデザイン&営業だけして、施工は外注するところが多いのでしょうか?

A ほとんどそうでしょう。屋根専門、壁紙専門、サッシ専門、畳専門とかの専門業者であれば、自社施工は多いでしょうが、自社職人自社施工の場合、仕事が無い時でも職人に給料を払わなくてはなりません、社員ですから。しかし、下請けならば仕事に応じての支払いが発生するだけで余計な経費がかかりません。材料などの在庫リスクもなくす事が出来ます。また元請けが普段から仕事を発注(取引)している関係で工事金額の交渉も一般の人が単発で下請け(工事業者)に交渉するのとでは全く違います。

またデザインに関してですが、デザイン(絵)を描くことは誰でもできますが、リフォームといえど建築基準法や消防法等の関連法規を無視していい訳ではございませんので構造や耐震・防火基準など様々な専門知識がないと形にはできません。そのうえ元請けは舵取りの役割をしますので工事全ての知識がないと仕上がりだけでなく工期が延たりトラブルにも繋がります。

 

Q 工事会社(大工や電気工事士など)もプロなのでリフォーム会社の舵取りはいらない気がしますが・・・

A わかっている業者であればそうですが、中にはわからない職人もいますからね。

私どものお客様から「以前リフォームしたのですがフロアの向きを逆に貼られてやり直ししてほしいけど知り合いだからいいにくくて・・・」と聞いたことがあります。リフォームは工作ではないので、付けたはいいが使い物にならないというものや、床材の方向を間違えるなど専門職(プロ)でありながらありえない間違いをする職人もいますので・・・。また技術を常に会得しようとしない、勉強が嫌いな人は、現代の工法とか材料を知らないことも多く、最先端のデザインなどの知識がなく、素人のような業者もたくさん存在し、現場で煙草・挨拶・掃除をしないなど自社として使えない職人もいれば、若いが技術は優れた職人もいます。

よいリフォーム屋とは単なる仲介屋ではなく、どこの業者の誰の腕が良いとか丁寧とか安いかという業者情報も持っていますのでおかしな業者は使いません、自社にとって命取りになりますからね。しかしリフォーム専門店という大きな会社でも全くわかっていない会社もありますしクライアントから仕事を受けても下請け任せで何もしない素人業者もございますので見極めが必要です。やたら凝りすぎて余計使いにくくなったとか、工事の途中で追加工事が増えて結局高くなったとか、打ち合わせ内容と違う仕上がりにされて直すのに追加料金請求されたなど・・・ただしリフォームするには整合性を取るためにも、舵取り業者は必要な存在なので良いリフォーム会社を見つけることです。

簡単な方法はまず事態のあるお店かどうかで実際にお店に行くことです。あとは担当者の応答・見積書の提出までの時間・内容・単価で9割どういう会社かわかりますので、正当なお店(見積書)か判断したいのであれば弊社開設中の『リフォーム見積り診断室』宛てまでご連絡いただけましたら第三者的にご相談をお受付けいたします。

 

Q 自分で施工だけ工事店に頼むということはできないのでしょうか?

A できますが、多種多様の複数業者を手配する必要があり、相当な知識が必要になります。図面を書いたり、寸法に合った材料・器具を選び、取り合いや収まりを考え、仕事の段取りや工事進行に応じて職人を入れる順番を考えたり・・・

お客様のスキルが問題となり、合理性がなければ結局はリフォーム専門店へ依頼してリトライしないといけなくなる事もあります。

ただし、電気器具の交換や、手すりをつける・タイルを貼りたいなど決まったカテゴリーだけをするなら、専門業者一社で済むこともあり、1段階ぐらいは省けるので直接頼んだ方が安上がりな場合もございます、またちょっと器用なひとであれば自分ですればもっと安くできる場合もあります・・・が、そうしたからといって確実に安価になるかどうかは別です。年間取扱量によって、売り先の販売価格が変わるのは経済原則です。お客様個人が「たまたま」10平方メートル分仕入れるのと、年間1000平方メートル仕入れる業者では、一段階は省いたところで、仕入れ原価は当然業者のほうが安いでしょうから。
そもそもタイルや壁紙を貼るとしても、ほんとにそのまま貼れるのか、下地修正が不要なのか、浴室だと湿度対策はどうするか、剥落して怪我しないかなど、いろんな問題が発生する可能性があります。ですから、個人のスキルによっては、結局その個人やタイル屋が他の業者を連れてきての集積になるだけかもしれません。

 

Q 御社は他のリフォーム屋さんと何が違うのですか?

A 人気店も手がける空間デザイナーが運営しているリノベーション(リフォーム)スタジオなので、オシャレな提案ができます。 また当社はヒアリング・提案・設計・施工までを自社請負いしているだけでなく、施工時における多種多様の専門業者の舵取り(監理)・商材管理仕入れまで全て行っています。